風邪をひいた時や咳が出ている時などに、内科か耳鼻咽喉科どちらに相談したらいいかわからないと悩む方も多いようです。耳鼻咽喉科では、鼻や喉の奥まで直接観察することができ、その結果に基づいて最も効果の高いお薬を出すことができます。例えば他の医院で処方されたお薬やドラッグストアで購入した咳止めのお薬を飲んでも、なかなか咳が止まらないという患者さんがいらっしゃいますが、そういった場合、当院ではまずファイバースコープを使って食道の入口までよく検査をします。その結果、逆流性食道炎によって食道の入り口が荒れ、それが刺激となって咳が出ているといったことが明らかになります。そういった場合、胃酸を抑える薬を処方することでこれまで苦しんでいたのが嘘のように改善されることは珍しくありません。このように、きちんと患部の様子を直接調べることで、より的確な治療が可能になります。